2012年3月26日月曜日

コイン500枚! るろうに剣心に詳しい方に質問です! 志々雄真実は元から悪人だ...

コイン500枚!





るろうに剣心に詳しい方に質問です!



志々雄真実は元から悪人だったんでしょうか?

それとも死戦を潜り抜けてきた過去を持ったからこそ悪人になったんでしょうか?


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ちょっと思想的な話にもなるけど、そもそも“悪”の定義とは何だろうか、という点から考える必要があります。

しかしこれには歴史上、数多くの哲学者が様々な解釈を提示してきました。とりあえず現状、絶対的に「悪」というものは定義できていません。もちろん常識的に考えて“悪”と呼べるものはあるでしょう――しかし“常識”というもの自体、その時代において主流となっている考え方を反映しているものです。可変であり相対的なものであって、これっぽっちも絶対的と呼べるものではありません。



ただ志々雄真実の場合、追憶編の終盤で桂小五郎さんが興味深い発言をしています。――即ち「かなりの危険人物だ」と。

要するに長州派維新志士に雇われた時点で、既に本編の時点で発揮していた独自の哲学の片鱗を垣間見せていたと解釈できます。



とりあえず質問者さんの問いを「いつから志々雄は“国盗り”とかいった思想を抱くようになったのか?」というものだと解釈すれば、その答えは「幕末に初登場した時点で既にその原型を心中に持っていた」ということになります。



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元々あれは悪人のタイプです。もはや生まれた頃からそういったのが本能の1つに組み込まれでもしなければあそこまでの大将にはなれません。後天的になるとどこぞの今時RPGのラスボスみたいな暗い過去持ち程度の器で終わります。



暗い体験を経た程度じゃああそこまでの危険な思考になれるとはとても思えませんし、日本を強くするだなんて野心なんて尚更持てません。


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野心を持つ事を悪と言うのであれば、悪人でしょう。

しかし、その野心も言い方を変えればその人なりの「理想」になるのではないでしょうか?

自分は、結構志々雄は好きなキャラなんですが、おそらくただ単に悪役なのではなく、結構理想家(野心家?)なとこが好きなんです。



それこそ志々雄は「弱肉強食」を信念としているので、剣心サイドから見れば平和からかけ離れた悪。志々雄サイドから見ればそれが正義、という感じでしょう。



また、悪人(?)になった経緯についてですが、志々雄が人斬りを受け持ったのは自分が力を見せつけるために人斬りを受けた事と、明治政府の人間が秘密を漏らされ、国政を志々雄に乗っ取られることを恐れた事から考えると、結構な野心家&危険思想の持ち主であることから元々からああいう性格の持ち主だったんだと思います。




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剣心の後釜で長州の人斬りになった時点で、「最後は俺が最強だ。」みたいな事言ってたので、長州も明治維新も、自分の天下盗りの足掛かりくらいにしか思ってません。

独自の野望を持つ事が「悪」なら、「悪」です。

彼が極端に言えば、「弱肉強食」こそが正義だという信念に目覚めたのは、もっと幼少期です。

志々緒と出会った頃の宗次郎くらいの年齢に、似たような経験があったかもしれません。

だから、柄にもなく、彼に目をかけてたのでしょう。

自分の信念を伝え、「俺の次に強くなれる。」と言ったのも、自分と同じような経験をしたからだと思います。

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